仏教
実感とは何か 2月5日の夜、昨年暮れに亡くなった母の四十九日の法要を終えてしばらく実家で過ごした後、横浜に向かった。 カミさんと子供たちは一足早く横浜に戻っていたので、一人で高速道路を走った。 夜の高速道路を走っている間、色々な思いがまるで現実…
横浜も梅雨入りしたようだ。肌寒い朝だ。雨の音と換気扇の音がする。 とりたててすることがないのは、いつものことだが、今朝は特に何もない。 とりあえずコーヒーを啜った後、再び布団に潜り込んだり、また起きたりしながら、断続的に読み進めていた『仏教…
禅僧にして画聖として知られる雪舟が建設した庭園を何年ぶりかに見てきた。龍安寺だったか、あの三島由紀夫の最後の小説『豊穣の海』のラストシーンで主人公がその庭園を見つめながら、「ここには何もない」というようなことを呟くくだりを思い出し、おれも…
事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!! 青島俊作 『踊る大捜査線』より 鬱陶しかった梅雨も去り、洗濯物もよく乾く。蝉も朝から鳴いている。ついでにカラスも鳴いている。 夏休みのラジオ体操に行かせるために息子を起こす。新しい希望…
巷で話題のドローンは、そもそも軍事目的で開発されたようだが、数日前にその「本来の用途」、つまり無人爆撃に携わる人たちのPTSDに関する記事を見た。 ネバダ州の空軍基地にある管制室からアフガニスタンの無人機を操り、ミサイル「ヘルファイア」を発射し…
戦争とは統合された狂気だ。そして狂気とは必ず過去か未来に属している。そこに「気づき」は存在しない。あるのは記憶と推測だけだ。記憶や推測は思考だ。思考は言語だ。 アゴタ・クリストフの『悪童日記』を読んだ。 『悪童日記』(あくどうにっき、仏: Le …
東京だよ、おっかさん。 pic.twitter.com/Ewjhf5XbGB— go-nirvana (@igomild) 2015, 5月 31 ちょっと応募してみた親鸞フォーラムの聴講券が当たったので、東京まで行ってきた。これも阿弥陀様のお導きである。 で、親鸞フォーラムだが、これはその名の通り親…
ただそのままでいるための超簡約指南(覚醒ブックス)作者: J・ジェニファー・マシューズ,古閑博丈出版社/メーカー: ナチュラルスピリット発売日: 2014/10/08メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 薄い本である。100ページにも満たない…
たづね入る 心深くば みほとけに あいなむ ここは 観法の洞 早起きしたにも関わらず、PSPを弄り始めた息子に声をかけて栄区にある田谷の洞窟に行ってきた。 ▼写真の栞裏面の解説 詳しくは田谷山瑜伽洞と称し、もと鶴ヶ岡廿五坊の修禅道場である。鎌倉時代初…
全員で稼ぐ組織 JALを再生させた「アメーバ経営」の教科書 作者: 森田直行 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2014/05/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る レビュープラスさんより献本いただきました。 本書のサブタイトルには、「JALを再生…
来年のストーンズの8年ぶりの来日公演が発表されたのを祝してストーンズ関連記事を散発的に、気が向いた時に書いていこうと思う。 まあ関連記事と言っても極めて個人的な呟きのようなものだ。 そういうわけで、その第一弾としてジャンピングジャックフラッシ…
野狐禅 ( やこぜん ) という言葉がある。goo辞書を検索すると、こうある。