ROAD TO NIRVANA

愛とポエムとお花のブログ。ときどき書評。たまに映画レビューとか。

巡礼

すべての終わりの地から、すべての始まりの地へ/鹿島神宮参拝記

満開だった桜も散った。 この春高校を卒業した娘もめでたく大手予備校に進学が決まった。これまでの勉強態度を見ている限りでは、まあ妥当な結果だろうとは思うが、やはり都合のいい奇跡は起こらなかった。 奇跡が起こらないことも、また、神は在ることの証…

満中陰ジャンクション

実感とは何か 2月5日の夜、昨年暮れに亡くなった母の四十九日の法要を終えてしばらく実家で過ごした後、横浜に向かった。 カミさんと子供たちは一足早く横浜に戻っていたので、一人で高速道路を走った。 夜の高速道路を走っている間、色々な思いがまるで現実…

関東随一霊験所参拝記

昨年11月に続いて、来たる2月にも足の手術を控えるカミさんの安全祈願のため、足の神様として知られる大倉山の師岡熊野神社に参拝してきた。 師岡熊野神社トップペ−ジ 人生の導きの神 足の守護神 師岡熊野神社の御社紋は、「八咫烏(やたがらす)」です。 …

オワリノハジマリ

最近、『オワリモウデ』という言葉を知った。 一年の終わり、つまり12月30日とか31日に神社に参拝し、その年に起こった感謝すべきことをできるだけ多く想起し、お礼を伝える、という儀式というか習慣である。 こうしたことは、何年か前に、息子といってもお…

長州往還④ Mystery than history

雪舟庭からそう離れていない場所に山口縣護国神社はある。 鳥居に『総理・閣僚の靖国参拝定着を』と記された横断幕が掲げられている。神社の鳥居に注連縄以外の物があるのを初めて見た。この呼びかけの主体は「英霊にこたえる会」という団体らしい。 神社境…

長州往還③ 沈黙のビート/山口常栄寺 雪舟庭

禅僧にして画聖として知られる雪舟が建設した庭園を何年ぶりかに見てきた。龍安寺だったか、あの三島由紀夫の最後の小説『豊穣の海』のラストシーンで主人公がその庭園を見つめながら、「ここには何もない」というようなことを呟くくだりを思い出し、おれも…

長州往還② 山口 瑠璃光寺

▲瑠璃光寺 五重塔 今回の帰省では諸事情によりあまり遠出はせずに実家周辺の観光スポットを早足で巡ってきた。どのスポットも過去に何度か訪れた場所だが、都会で育った子供たちに見せるためにいくつかを回ってきた。おそらく本人たちはさほど興味はないのだ…

ゴールデンウィーク2015/松陰神社参拝

今週のお題「ゴールデンウィーク2015」 ゴールデンウィーク、武士道実践のために新山下のドンキホーテで特価販売していたサムライを買った。夏汗対策とか加齢臭対策ではない。あくまでも武士道実践のためだ。 アランドロンサムライ EDT 100ml出版社/メーカー…

イブのまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ

イブから一夜明けた早朝の電車はいつもより空いていた。同じ車両に乗り合わせた誰も彼もが放心したような、疲労困憊したような表情を浮かべていた。元気だったのは車内ディスプレイに映る水原希子だけだった。 そう言えば、最近彼女がインスタグラムに投稿し…

田谷の洞窟探訪

たづね入る 心深くば みほとけに あいなむ ここは 観法の洞 早起きしたにも関わらず、PSPを弄り始めた息子に声をかけて栄区にある田谷の洞窟に行ってきた。 ▼写真の栞裏面の解説 詳しくは田谷山瑜伽洞と称し、もと鶴ヶ岡廿五坊の修禅道場である。鎌倉時代初…

巡礼の記憶

朝から中華街近辺で所用があったついでに中華街を歩いた。関帝廟の門もまだ閉ざされていた。 その先、山下公園方面に向かって進むと、『山下町公園』がある。実はここは知る人ぞ知るパワースポットらしい。 ▲この木が、パワースポットの源なのだという。言わ…