ROAD TO NIRVANA

愛とポエムとお花のブログ。ときどき書評。たまに映画レビューとか。

読書

ホット・ウォーター・ミュージック

冬の寒い朝に顔を洗うとき、あるいは夜に熱い風呂に浸かるとき、おれはチャールズ・ブコウスキーの『ホット・ウォーター・ミュージック』を思い出す。 思い出すと言いながらその実、内容はまるっきり覚えていない。 若い頃は、蛇口を捻ればすぐにホット・ウ…

正月の過ごし方

もういくつ寝るとお正月、である。 初詣以外、特に予定もないおれは休みの間は引きこもろうと考えている。 休みがどのくらい取れるのかが問題だが。 それはともかく、正月はコタツに入って本を読むつもりだ。 そういうわけで、正月休みに読む予定の本。 コリ…

Outsider has gone to the outside of this world.

おとといコリン・ウィルソン - Wikipediaがこの世のアウトサイドに旅立ったという。 おれはそんなに熱心な読者ではなかったが、それでも『アウトサイダー』からは多くの示唆を与えられた。そして作品もさることながら、職を転々とし、昼間は大英博物館で執筆…

コタツに入って本を読もう

12月である。 冬である。冬と言えばコタツである。 ぬるいコタツに肩まで潜り込み本を読む。 これぞ頭寒足熱の極み。 身体を緩め意識だけをソリッドに保つ。 読むならできるだけイかれたやつがいい。 そこで、コタツに合う小説をピックアップしてみたいと思…

炬燵の休日

晴天。 されど終日引きこもり。ほとんどをコタツにもぐりこんで過ごす。 読書。久々に町田康の本を読む。ポップな寂寥感に包まれる。 ゴランノスポン作者: 町田康出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/06/29メディア: 単行本 クリック: 27回この商品を含むブ…

フォーカシング

先日、図書館で何気なく手に取ってそのままなんとなく借りて読んだフォーカシングに関する本が意外に面白かった。 フォーカシングとはセラピーというかカウンセリングメソッドである。 臨床心理学の用語。ユージン・ジェンドリンにより発見された、人間の体…

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読んだ。

photo credit: DELLipo邃「 via photopin cc ネットで村上春樹が新刊を出したことを知り、早速購入し一気に読了した。