読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ROAD TO NIRVANA

愛とポエムとお花のブログ。ときどき書評。たまに映画レビューとか。

長州往還⑥ Digression of journey

夏休み最終日だというのにまだ自由研究に手をつけていない不自由な息子が逃亡しないように見張っているが、一向に始めようとしない。自分の子供時代を見ているようで複雑な気分がする。 昨日、何とか完成したと本人が主張する読書感想文に至っては、2時間か…

長州往還⑤ 長州アンシダン

山頭火の小径。@山口県防府市 なぜか今回の帰省の間、二十年近く前、新潟を訪れた際に見た坂口安吾の碑のことが何度も頭を過ぎった。その碑にはこう書かれている。 「ふるさとは 語ることなし 安吾」 坂口安吾がどういった心境でこのような言葉を残したのか…

長州往還③ 沈黙のビート/山口常栄寺 雪舟庭

禅僧にして画聖として知られる雪舟が建設した庭園を何年ぶりかに見てきた。龍安寺だったか、あの三島由紀夫の最後の小説『豊穣の海』のラストシーンで主人公がその庭園を見つめながら、「ここには何もない」というようなことを呟くくだりを思い出し、おれも…

長州往還② 山口 瑠璃光寺

▲瑠璃光寺 五重塔 今回の帰省では諸事情によりあまり遠出はせずに実家周辺の観光スポットを早足で巡ってきた。どのスポットも過去に何度か訪れた場所だが、都会で育った子供たちに見せるためにいくつかを回ってきた。おそらく本人たちはさほど興味はないのだ…

三軒茶屋のノマド

カミさんの荷物持ちで三軒茶屋まで行ってきた。 とりあえず駅近くの全国チェーンのコーヒー屋で休憩した後、用事のあるカミさんとは別行動を取る。 別行動と言っても自分の用事で三軒茶屋に来たわけではないので、辺りをぶらつくくらいしかやることもない。 …

運河にて

運河から吹く涼しい風に乗って異臭が届く。臭いの元は少し離れたベンチで眠りこけている路上生活者の老人だ。今、彼はどんな夢を見ているのだろうと思う。人は死ねば同じようなものだが、眠っている時も似たようなものかもしれない。だとすれば、眠りとはあ…

イブのまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ

イブから一夜明けた早朝の電車はいつもより空いていた。同じ車両に乗り合わせた誰も彼もが放心したような、疲労困憊したような表情を浮かべていた。元気だったのは車内ディスプレイに映る水原希子だけだった。 そう言えば、最近彼女がインスタグラムに投稿し…

Once I was there...

「モーニング・ページ」というある種の自己省察法というかメソッドというか、そういうものがある。特別変わったことではない。自分の頭の中にある(と思われる)言葉をひたすらノートに吐き出す作業だ。それを朝起きてすぐにやる。何よりも先に言葉を吐き出…

イグニス・ファトゥス

午前中で仕事が片付いた。喜ばしいことだが、午後から特に何もすることがない。ぽっかりと空いた穴を覗いているような気分になる。 そのまま家に籠るのも芸がないと思い、荷物だけ置いてまた家を出る。 今では荷物入れとなった幼児用のカートが荷台に付けっ…

空を横切るカラスを見た

photo credit: AlicePopkorn via photopin cc ここ最近の休日の過ごし方の定番はコタツに潜り込んでウトウトするというもはや老人以外のなにものでもないようなライフスタイルを送っている。 今日も娘とコタツに入ってテレビの女子駅伝中継を見ているうちに…