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ROAD TO NIRVANA

愛とポエムとお花のブログ。ときどき書評。たまに映画レビューとか。

在日ファンク - きず

●在日ファンク

新しい時代のディープファンクバンド。高祖ジェイムズ・ブラウンから流れを汲むファンクを日本に在りながら(在日)再認識しようと、音、思想、外観あらゆる面から試みるその様は目を覆うものがある。しかし、それこそがまさにファンクなバンドなのだ。公式HP<http://www.zainichifunk.com/

在日ファンク…知る人ぞ知るファンクバンドだという。

おれは知らなかった。

youtubeの何かは忘れたが、何かの関連動画ザッピングで、偶然見つけた。

そしてある種の衝撃を受けた。

どのような種類の衝撃なのかは分からないが。

とりあえずおれは在日ファンクの公式HPを訪れた。

プロフィールを見て、先に引用した『高祖ジェイムズ・ブラウンから流れを汲むファンクを日本に在りながら(在日)再認識しようと…』の一文に心を打たれた。

「おお!かれらは、とにかく意識している!」

「おお!かれらは、とにかく自覚している!」

「おお!かれらは、とにかくファンクを愛している!」

おれは特にファンク大好きでもないが、なぜか感激したのだった。

そして考えた。

かれらは曖昧ではなく、自分たちが黒人ではないことを明快に自覚し、それでもほとばしるファンクとJBへの愛を全身で表現しているのだ!

何だかわからないけど、すごい!

あとで、耳に残るのは「キズ!キズ!キズ!」だけだけど、エネルギーをもらったような気になる。

そしてまた考えた。

地震直後に、メルトダウンは分かっていたはずなのに2ヶ月も経ってから発表した東京電力や政府のお偉方は、日本に在りながら自分たちが日本人であることの認識はあるのだろうか。

あるいは彼らは自分たちは日本人ではなく何だか分からない組織の一員だから、組織を守るためなら日本人など、どうなってもいいと考えているのだろうか。

あるいは何も考えず、ただただ組織のことだけを考えて生きているのだろうか。

とにかく無自覚で自分たち以外の世界などないと思ってるのだろうか。

と、そんなことを考えているうちにだんだん気持ちが萎えてきた。

エネルギーが奪われていくようないやな感じ…

だからおれは、もう一度『きず』を聴くことにする。

ここには、愛がある。

そして思う。

人は電気のみにて生くるにあらず。