フォークリフト免許を取ってみた。
ふと、思いつきフォークリフトの免許を取ることにした。
その動機
突然、フォークリフトの免許(正しくは、技能講習修了証)を取ろうと思ったきっかけは、▼この映画だった。
火事によって、営んでいた居酒屋を失ってしまった夫婦がその再建資金を集めるために結婚詐欺を始めた。そして…というような映画だ。
フォークリフトは物語とは直接関係はないのだが、劇中で松たか子が漁港でフォークリフトを扱うシーンを見て、「なかなかハードボイルドだな」と思い、うっかり「おれも取ろう…」と思ってしまった。
なんかスタンドアローンって感じでかっこいいじゃないですか。
そんなわけで、すぐにネットでフォークリフトの技能講習を行っている近隣の施設を調べた。
そして、見つけた。
港湾貨物運送事業労働災害防止協会
何だか厳めしい名称の団体だが、いくつかある講習施設の中で最も近所にあり、費用が最安だったのが決め手となった。
電話で問い合わせると、まだ空きがあるということだったのですぐに申し込みに必要なものを揃えた。
と、言っても特別なものではない。証明写真2枚、運転免許証があれば、そのコピー、その免許に本籍地が記されていない場合は本籍地を証明する住民票、ハンコ、以上。
申請用紙は送ってもらうこともできるし、直接出向いてその場で書いてもいい。(ちなみにおれは直接協会に行って書いた)
講習の日程は、1日の学科(荷役に関する知識、力学、法令)と3日間の走行実技の計4日間。(※所持している免許により若干の違いあり)
かくして、おれはフォークリフト講習を受けることとなった。
講習初日
参加者は24名。名簿を見ると、みんな運輸関係、倉庫関係の人たちで、松たか子の映画を見て取りに来たという者はおれだけだった。
初日は学科のみ。先に書いたように、荷役に関する知識、力学、法令についての講義を受ける。
講習は朝から夕方まで続き、その日に学科試験。試験内容は講義中に寝ていない限り間違えようのないものだったが、それでもおれは何度も見直した。これほどテストで見直しをしたのは生まれて初めてだ。やはり自腹というのは大きい。
採点は提出したそばからその場で行われる。
結果は合格。これで実技講習に進むことができる。
実技講習
2日目からは走行練習に入る。
2グループに別れ、それぞれ1台のフォークリフトに順番に乗る。待っている間は見学。
おれ以外のメンバーはどうやら日常的にフォークリフトに乗っている、または何度か乗ったことがある様子。みんなスイスイと運転している。
ずぶの素人はおれだけだった…そしてクルマとは違うことを知った。バック走行にはずいぶんと手を焼いた。
それでも1日が終わる頃には、実用的には程遠いものの何とか運転できるようにはなった。
そして修了証取得
こうして2日目も、最終日となる3日目もひたすら走行練習。
夕方からは実技試験が始まる。
普通にやっていれば、不合格することはないと言われていてもやはり緊張する。
それは他の経験者も同様らしく、練習ではしないようなミスをしていた人も何人かいた。
おれはとにかくミスをしないことと制限時間内(7分以内)に走行を終えることだけを目標にした。(実際はそんなにトロトロ走っていたら仕事の邪魔になるだけなのだが…)
そして今…
おれは手元にある「フォークリフト技能講習修了証」と、この免許をどうしたものかと思案している自分を眺めているところだ。
ただ分かったことがある。それはフォークリフトの運転は思ったより奥深く面白いということだ。
興味のある人は取得をお勧めする。特にノマドワーカーを目指す人は是非とも取っておいた方がいいと思われる。
これからはMacBook Airとフォークリフトだ。
近い将来、そんな時代がやって来るような気がする。気のせいだとは思うが。
ちなみに、横浜近辺でフォークリフト免許を取ろうと思うなら、断然この港湾貨物運送事業労働災害防止協会だ。普通免許があれば¥28,000で済む。他の機関だと¥35,000以上はする。
次回の講習会は6月とのことです。まだまだ空きがあるそうなので、興味のある方は、以下に問い合わせてみて下さい。
本牧ふ頭の風に吹かれながらフォークリフトを操ってみませんか。
神奈川総支部
☎ 045-622-5289 FAX 045-621-5992
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