免許更新と視力回復トレーニング
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地元の警察署で運転免許の更新をしてきた。
一応、「優良運転者」ということで、講習は30分で済んだ。内容は用意されたビデオを観ることと担当の女性からの短い話を聞くだけだった。
まあそれだけの話ではあるが、そう度々受けることもないのと、いくつかの備忘録として。
ICチップ
警察署の窓口に行くと、まず届いたハガキ(更新連絡書というらしい)と免許を提示する。それを確認した職員は傍に設置された小ぶりのATM機のようなものを指し、
「画面にタッチして操作してください」
と言う。
言われた通り画面の指示に従って操作する。銀行のATMと変わらない。5年前の更新時にはなかったが、便利になったものだ。
画面に暗証番号を入れろという指示が出る。
個人情報保護の観点からこうしたシステムになったというが、ICチップに格納されるデータは本籍地のみで現住所は従来通り。
本籍地だけを見えなくすることに意義があるのかどうかいまひとつ分からない。
(講習の際にも担当のおばちゃんがチラッと言っていたが、今のところは偽造免許の防止のためという方が大きいのだろう。そのうち、最近話題のマイナンバー制度とリンクするのかもしれない。そしてあらゆるデータが個人情報保護の名目で管理され、気がついた時には「個人」の存在する余地などどこにもなくなるのかもしれないな…)
…と、ボンヤリ思っている間もなく用紙がプリントされて出てくる。
その用紙に氏名、生年月日、連絡先を記入して再度窓口へ。縦3.0㎝、横2.4㎝の写真と印紙代3,100円を払う。安全協会には入らなかった。
続いて視力検査を受ける。
視力回復トレーニング
前回、つまり5年前の更新の際視力の衰えを痛感したので今回の検査で、「眼鏡等使用」の条件をつけられるかもしれないと思っていたが、何とかパス。
▼これも直前に行った視力回復トレーニングの成果なのかもしれない。
このトレーニングをやれば、2~3時間は効果があるらしいが、どうやら効果が出たようだ。
ただ、数値的なものは残念ながら分からなかった。なぜなら担当のクールなお姉さんから、
「はい、合格です」
と言われたのみだったからだ。
何にせよホッとしたおれは特に興味のないビデオを見せられても、
「なるほど、あれは危険だな。うんうん。気をつけよう」
と、さっきまで国家による管理について考えていたはずなのに、これで眼鏡をしなくて済むという実にセコい理由で安堵するのだった。
…そういうわけで、更新も無事終了したが即日交付対応ではないので受け取りは1ヶ月後だと言われる。しかも平日のみ。土日しか時間が取れない人は代理人を立てるか、1,000円払って郵送してもらうかを選ばなくてはならないという。
特にそれが不満だというわけではないが、ただ、「ふーん…」と思い、小市民に選択の権利というのは本当にあるのだろうかなどとチラッと思いながら警察署を出た途端に小市民のおれの頭上に雨がパラパラと落ち始めた。
今日から関東地方も梅雨入りだという。
余談
免許更新に当たって申請用写真が必要だったので、無料アプリを検索してみると、あった。▼
無料ながらなかなか優秀なアプリだと思う。免許更新用だけでなく、履歴書、パスポート、果てはアメリカ永住権申請用等あらゆる証明写真のサイズが網羅されている。
このアプリで作成した写真を、セブンイレブンのネットプリントを使って印刷する。
多くの人が職を求めて彷徨うこの不景気な時代だ。履歴書に貼付する写真代もバカにならない今日この頃、L版1枚30円というのは素晴らしい。(ちなみに、免許更新用写真だとL版で、12枚。履歴書用は4枚分の写真ができる)
もう街角で証明写真のあの機械を探す必要もなくなった。
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