年末は種蒔きの季節である
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ふとこんなことを考えた。
種を蒔く、水をやる、やがて花が咲き果実が実る。ごく普通のことだが、われわれはそれを人生になぞらえて「種を蒔く」ことや「水をやる」こととは即ち行動することであると思いがちだ。
しかし実はそうではない。
「種を蒔く」というのはヴィジョンを描くということであり、「水をやる」というのはそれに関心を、注意を注ぐということだ。
そして「行動」とはその種(ヴィジョン)が樹木へと成長していくために必要な水や養分を与え(見守る)つつ、そのプロセスを楽しむことである。
あとは、木がその本然に従って伸びていくのに任せておけば自然と実りはもたらされる。筈である。たぶん。
折しも年末である。
新年に向けて自分にどんな「種」のストックがあるのか確認するのも悪くない。
種を蒔こう。