私はなぜ、長財布を使わないのか?
1年越しの懸案事項だった財布の買い替えをやっと済ませた。
当初は稼ぐ人々が必ず使っているらしい長財布にしようと考えていたが、薄々、そんなもん何の根拠もないような気がしていたところにこんな記事を見た日には完全にどうでもよくなった。▼
「稼ぐには長財布」「金持ちは二つ折り財布を使わない」はデマでした - NAVER まとめ
それどころか長財布を使うと貧乏になるというではないか!▼
なぜ、長財布を使う男は「貧乏」になるのか?|自分を超える法|ピーター・セージのブログ
そうか、おれは長財布プロパガンダにまんまと乗せられて貧困の淵に喘ぐところだったのか。危機一髪であった。
思えばこれまで一体どれだけの数の男たちが「財布の値段の200倍が年収である」という言葉に踊らされて塗炭の苦しみを味わってきたことだろう。
そう考え始めた途端、おれのハードルはどんどん低くなってそれに伴って予算もどんどん下がっていくのだった。
そういうわけで、実にリラックスした気分で桜木町まで出かけたおれはコレットマーレ(Colette・Mare <TOCみなとみらいショッピングタウン>)内の無印良品で冒頭に掲げた財布を買ってきた。定価の20%オフで。
4,000円足らずである。ということは、おれの年収は80万円にも満たないということになるが、これは逆に考えると80万円を超えた時点で「年収200倍」を達成することができるということだ。
数ヶ月休暇を取ってもいいような気がしてきた。
実に気が楽である。
そんなこんなで、かれこれ10年近く使用していた財布ともお別れである。10年前、息子はまだ喋ることも立つこともできず、ひたすら高速で床を這い回っていたものだ。
▲10年前、UNIQLOで購入した財布。
▲完全なブタ財布である。男子から幻滅されちゃう「ブタ財布」を解決する3ステップ - NAVER まとめ
▲新旧交代の図。
これまでは二つ折りだったが、今回は長財布どころかさらに折りが増えて三つ折り財布となった。
【春財布】を金運財布にするには、買ったら絶対するべきことがあった! - NAVER まとめ
▲と、そんなところに気になる記事を見つけた。
一番最初に入れるお金が、かなり重要
実は、お財布は【最初に入れてもらったお金の量をずっと覚えている】ものなんです。
お札の束があればいいんでしょうが…。そんな簡単には手に入りません
そんな時は、簡単に札束が作れます。
もちろんお財布のためのものです。紙の質は問いません。新聞紙でもチラシでもいいです。半紙でもかまいません。札束を作りましょう 先頭には本物のお札をおいて、その後ろに19枚の紙をつけたら…見た目は20万円(笑)
そうだったのか!
おれは早速、この前職業体験の授業で銀行に行ってきた娘がお土産に貰って帰った「練習用札束」100万円分を借りて新しい春財布にかなり強引ではあるが突っ込むことにした。三つ折りどころか財布を折りたたむことはもはや不可能であった。
いずれにせよこれでこの財布には札束の記憶が刷り込まれることになった。
さらに心強いことに今年は午年である。イヤー・オブ・ホースである。▼
今年はお財布の替え年
今までの財布を処分し、午年から新しい財布を使い始めることは、 人生の後半を幸せに送るためのきっかけとなり、 新しい転換期を迎えることができるといわれます
まさに万全である。盤石である。富豪である。勝ち組である。
笑いが止まらないとはこのことだ。
ヌメシュリンク革三つ折札入れ キャメル | 無印良品ネットストア
最後になぜおれが長財布を使わないのか、その理由を述べて終わりにしたいと思う。
かさばるからだ。