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ROAD TO NIRVANA

愛とポエムとお花のブログ。ときどき書評。たまに映画レビューとか。

時代を嘆いても始まらない

頻繁にではないものの、月に数回、書類をFAXで送らなくてはならないことがある。いまどきFAXなどというものの需要が依然としてあるというのは個人的には驚きだが、世間的にはまだまだ必要とされているのだろう。

 しかし、わが家にはFAXがない。何年か前まではあったのだが、新しくコードレス電話機を買い替えた際に処分した。処分したと言ってもそのFAX機能付き電話機はそもそもおれが道ばたで拾ってきたものだが。

 まだ幼稚園に上がる前の息子と近所を散歩していたら廃業するクリーニング屋の店先にFAX機能付き電話機が捨ててあった。「ご自由にお持ち帰りください」みたいなことが書いてあったので、迷わず持ち帰った。おもちゃのクルマにまたがった息子の呆然とした顔が今もなお頭に残っている。(と、父さん…何を拾ったの…落ちてるモノは拾うなって…)

特に不具合もなくそのまま数年は使っていたと思う。ただ、FAXを送信する際に、ヘッダーかフッターか知らないが、「……クリーニング店」と印字されるようだった。設定を変えれば済む話だが、面倒なのでそのまま使っていた。そもそもそんなことおれは気にしない。それもこれも今となっては懐かしい思い出だ。過ぎてしまえばすべて思い出になっていく。そんな時代もあったねと中島みゆきの声がする。

 しかしそんな時代はまだ続いていた。時代はまだFAXを必要としているのだった。いつか笑える日はまだ来ない。なので、おれは近所のコンビニでFAXを送っていた。1通50円である。時代の犠牲者である。

 そして昨日もFAX送信の事案が発生した。休日にわざわざ着替えてコンビニまで行くのが面倒だったおれは代わりにGoogleでFAXについて検索することにした。

すると、あっけないくらい簡単に『HELLO FAX』というGoogle Chromeのアプリの存在を知ることができた。▼

MACerへの道: Macから無料でFAX送信(モデム不要)

おれは早速、ChromeにこのアプリインストールしてPDF書類を送信したのだった。

ただ、無事に届いたのかはまだ分からない。なぜなら先方が土日休みだからだ。

たぶん大丈夫だろう。

ところで、送信したPDF書類だが、それはそもそも1枚の紙切れである。送信するためには、PDFに変換しなければならない。

そんなとき、カラー イメージ スキャナ ScanSnap (スキャンスナップ) : 富士通があれば、いいのだが、わが家にはそれがない。時代の犠牲者である。

だが、いつまでも時代を嘆いていてもFAXは送信されない。

ふと、iPhoneにインストールしたものの特に使うこともなく放置していたCanonのアプリのことを思い出したおれはそいつをタップしてみた。

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▲スキャン機能があるではないか。知らなかった。

そういうわけで、おれは書類をCanonのプリンタでスキャンして、無事に書類をPDF化することができた。

スキャンした書類はエバーノートに保存した後、MacからHELLO FAXを開き、送信した。

こうして1通50円を支払うことなくFAXを送信する術を獲得したおれの野望は今後FAXを送信するたびに、50円貯金をしてScanSnap – Evernote Edition スキャナを購入することである。

おそらく25年後には達成されることだろう。

FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500

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