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ROAD TO NIRVANA

愛とポエムとお花のブログ。ときどき書評。たまに映画レビューとか。

不定点観測 ④ 墓参と合格祈願とトラック野郎

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まだ世界は終わっていなかった。たぶん。

8月11日早朝。

おれたち家族は、無事山口県の実家に辿り着くことができた。

心配していた台風とはニアミスで済んだようだ。

シャワーを浴びて、早速墓参りに行く。父方と母方の墓参をシームレスに行う。何事もシームレスに行うことは気持ちがいいものだ。

われわれはもっと “~less” に注目すべきなのかもしれない。それはまったく異なるレイヤーにわれわれを導くはずだ。

タイムレス。エンドレス。コードレス。スキンレス。ホームレス。

LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。

LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。

墓参の後、防府天満宮に立ち寄り、来年受験を控える娘の合格祈願のお札を頂く。これで大体偏差値が10ポイントアップだ。何しろ泣く子も黙る学問の神様である。効果は絶大である。その上、娘は抜かりなく絵馬も書いていた。ボーナスポイントで更に20ポイントアップだ。おまけに息子は鳩のエサ(¥100)も買い求めた。姉思いの弟だ。これで受験対策は万全だ。いや、完璧だ。親としては、もうこれ以上何もすることはない。健闘を祈るばかりだ。

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近くにお越しの際は是非とも参拝をお勧めしたい。あらゆる受験・受検に効果覿面、の筈だ。たぶん。

思うに、太宰治もここに参拝すべきだった。そして、人間合格祈願をすればよかったのだ。

人間失格

人間失格

人間失格 (集英社文庫)

人間失格 (集英社文庫)

太宰治と言えば、やはり『トラック野郎 爆走一番星』が思い出される。文学好きのマドンナに感化された菅原文太扮する桃次郎がいきなり詰襟の学ランを着込み、太宰治を読み始め、「生まれてすみません」と書かれたデコトラで疾走していた。内容はまるで覚えていないが、すでに失われた日本の風景・風物が収められた名作である。

今、『トラック野郎』のような映画を撮ろうとしてもどこも似たような風景であまり絵にならないだろう。ファミレスやファストフード店で暴れる桃さんなど何のリアリティもない。まあ当時もなかったが。

現代の『トラック野郎』を描いた映画と言えば、寺島しのぶ大森南朋の『ヴァイブレータ』が思い浮かぶ。まさに隔世の感がある。

と、なぜおれはこんな話を書いているのかという気がしないでもないが、心配ない。すべては繋がっている。

人生はシームレスだ。

▼おまけ