こうして思考は、現実化した…
- 作者: パム・グラウト,桜田直美
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2014/04/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これもいわゆる「引き寄せ」本である。軽い気持ちで読んでみたが、なかなか面白く読めた。
エイブラハムの「引き寄せの法則」シリーズとは、また一味違った趣である。
ヴァジム・ゼランドの「リアリテイ・トランサーフィン」にも、苫米地英人氏の一連の著作にも似ているという印象を受ける。
「振り子の法則」リアリティ・トランサーフィン―幸運の波/不運の波の選択
- 作者: ヴァジムゼランド,ほおじろえいいち,須貝正浩
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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本書でいうところの「可能性のフィールド」(FP)は、「トランサーフィン」の「バリアントの空間」とよく似ている、あるいはほぼ同じものを指しているのだろう。
もちろん、「似ている」からダメだというわけではない。真理についての言葉が似通ったものになるのは必然である。
で、FPとは何かということだが、要するに森羅万象を在らしめる「神」だ。
個人的にはここに書かれていることは、すでに真理である、と思っている。
だからと言って、おれが願望のすべてを引き寄せているわけではない。
なぜか。
二晩ほど考えてみた結果、これといった願望がないことがわかった。ないこともないが、今現在は特に思いつかないし、あったとしてもすぐに忘れてしまう。
要するに、「意図」がないのだ。
これではいけない。意図のない人生なんて、糸の切れた凧のようだ。
そこで、おれは本で紹介されている「実験」をやった。実験は、9つほどあって、その中の第1の実験「宇宙のエネルギーの法則」だ。
この実験では、可能性のフィールド(FP)に最後通告を突きつけることになる。今、姿を見せなければ、もう絶対に存在を信じないと告げる。…(中略)…FPに48時間の時間を与え、その期限内に明確なサインを見せるように要求する。偶然で片づけられないような、絶対的な証拠だ。 p.88
そして、48時間が過ぎた。
おれが手に入れたモノは、タバコを買ったときにおまけで貰ったライターだった。
そして、もうひとつ。
夢のお告げを受けた。それはこうだ。
「お前は私からのギフトを要求するくせに、まだ心を開いていない。猜疑心があると同時に変なところで遠慮する。お前は傷つくことを恐れている」