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ROAD TO NIRVANA

愛とポエムとお花のブログ。ときどき書評。たまに映画レビューとか。

Emblem problem 2015 in Japan ② 狭く険しい道

Emblem problem 2015 in Japan ① 外部を持たない内部 - ROAD TO NIRVANA

夏の終わりに持ち上がった山口組分裂騒動にはいくつかのことを考えさせられた。

▲最初に思ったのはこうである。

ネットの一部ではまことしやかに囁かれる首都移転計画は水面下で着々と進行しつつあり、そうした情報をキャッチした山口組上層部は全国支配を磐石なものにするために神戸に見切りをつけようとしているのではないかと思った。

こうした動きは多国籍企業などにとっては珍しいことではなく、むしろ自然なことで、タイの国家予算並みの経済活動に関与している山口組も例外ではないのかもしれない。

iPhoneには「Designed by Apple in California Assembled China」と標記されている。組み立てたのはアメリカ本国ではなく中国ですが、デザインはあくまでもアップルなんですよということだ。

そして世界中のユーザーは何の不満もなく日々を過ごしている。誰も生産地にこだわってはいない。しかし同じ中国で生産されてもそれがコピー商品であれば話は別だ。

というような認識を山口組上層部が持っているとすれば、神戸から名古屋に移転するという選択も突飛ではないように思える。加えて、現首脳部は名古屋系が占めている。

その名古屋系の構成員からすれば、重要なのはエンブレム、つまり代紋であって神戸ではないのだということではないだろうか。

とは言っても、実際にそうなるかどうかは知らない。任侠系ライターの鈴木智彦氏のツイートに、現段階では山口組の名古屋移転はないというようなものもあるので、単なる噂に過ぎないのかもしれない。

だからこれは山口組分裂報道を聞いたおれがその可能性を想像して、「なくはない」と思うだけのことだ。

一方、絶縁・破門処分を受けた神戸の組織からすれば、本流はこっちであるという自負がある。山菱の代紋も引き続き使用するという噂もある。

…と、ここまで書いて放置していたら2週間以上過ぎていた。時の流れは早いものである。激流である。

その間に、神戸側は「神戸山口組」を立ち上げ代紋も山菱をそのまま掲げるという奇妙な事態に進展している。これは日の丸を掲げる国が二つあるというようなことで、何やら安保法案で揺れ続けている状況とリンクしているかのようである。

まあそれはそれとして、「普通に」考えて同じ代紋を掲げる組織が二つ存在するということはありえないのだが、そのありえない状況で膠着しているのが今のところの「あるがまま」である。

そんなありえないあるがままの今はまさに一触即発の状況なのだろうが、おれにはよくわからない。しかもこの2週間の間におれの関心も薄れてしまった。時の流れは早いものである。激流である。

ただ、人間関係とビジョンがあちこちでせめぎ合っているのだろうとは思う。この場合のビジョンとは「任侠道」である。任侠道が何かということは様々な意見があるだろうが、その根幹は「弱きを助け強きを挫く」だと個人的には思っている。

いずれにせよその道は狭く険しい。

世界情勢を見れば一目瞭然である。