ROAD TO NIRVANA

愛とポエムとお花のブログ。ときどき書評。たまに映画レビューとか。

『子どもと食べたい時短おやつ』レビュー

子どもと食べたい時短おやつ (タツミムック)

子どもと食べたい時短おやつ (タツミムック)

ごく稀に何の前触れもなく突然思いつき、プリンやホットケーキ、コーヒーゼリーといった簡単なおやつを作ることがある。娘からは「私より女子力高いね」などと言われることもある。料理も割とする方かもしれない。個人的には普通のことだが、それを「女子力」のひとつと定義することで何の益があるのかはわからない。世の中には意味のよくわからない、あるいは無意味な言葉が持て囃されるが、そもそも世の中とは大体そんなものなのだろう。

そういうわけで、レビュープラスさんより献本してもらった『子どもと食べたい時短おやつ』に目を通した。レシピ本である。よもや自分がレシピ本のレビューをするおっさんになるとは夢にも思わなかったが、これも何かの縁なのだろう。あるいはカルマ。前世おれは女子だったに違いない。違いないわ。きっとそうよ。

だから私がこの本と巡り合ったのも意味があるの。そんな気持ちでレビューて言うか紹介するわ。

まずはタイトルね。『時短おやつ』よ。何かすごくない?何がって言われるとよくわかんないけど、最近の世の中を見てると時間が前より速く流れてるって気がするわ。そんなのと関係してるのかな。それと、女性の社会進出も関係してるのかもね。でも「女性の社会進出」って変な感じよね。社会って何なの?

まあそんなことはどうでもいわ。要するに私たち女性も忙しいんです。非効率な働き方をしているおじさんたちより時短にかける情熱はよっぽどあると思うわ。口に出さないだけなの。私たちは不言実行なの。

何かこの本を眺めてたらそんな感じが伝わってきたわ。そして何より、30種類以上のレシピは全部オーガニックよ。オーガニックって素敵じゃない?まあこの本は忙しいママのためだけじゃなく、自然派ママ向けの本でもあるから当然と言えば当然なんだけど。

見開き2ページを使ってひとつのレシピだから、わかりやすいわ。所要時間も長くても20分でできるみたい。まさに時短ね。全然関係ないけど、アラン・ドロンの「ル・ジタン」っていう映画を思い出したわ。もちろん前世の話よ。

で、この本や、著者の菅野のなさんのサイトを見ると、「オーガニック」、「シンプル」、「無駄を省く」、「自然」なんて言葉がときどき出てくるんだけど、そういうのを目指すとどうしても、卵・乳製品・小麦・農薬・化学肥料不使用ってことになるのね。子どものアレルギーも年々増えてるみたいだし。私が子どもの頃は、アレルギーなんて蕁麻疹みたいな一過性のものしか知らなかったわ。私の父が鯖に当たって全身蕁麻疹になってのたうち回ってたのを覚えてるわ。もちろん前世の話よ。

この本をひと通り眺めてボンヤリ思うの。

色んな添加物にまみれた今の世の中で「自然」を選択するのって、何も考えずに生活してたら相当難しいことよね。私もちょっと考えさせられたわ。

でも、この本に載っているレシピなら何かできそう。

だから私も作ってみたわ。実践は大事よ。

いちご豆乳ムース

▲材料は近所のスーパーで揃ったわ。メープルシロップって高いわ。

▲水、粉寒天、豆乳、絹ごし豆腐、いちごをざっと煮込むの。その後、メープルシロップも加えてミキサーにかけるの。簡単よ。詳しくは本を見てね。

▲かわいい容器が見当たらなかったわ。これを冷蔵庫で冷やすといいわ。

▲取っておいたいちごを乗せて出来上がり。見た目はイマイチだけど味は悪くなかったわ。でも売り物のムースと比べると薄味は薄味だわ。

長くなっちゃったけど、そろそろ前世に帰る時間が来たみたい。よかったらみなさんも時短おやつに挑戦してみてね。 アウトソーシングも悪くないけど、「自分でやる」って気持ちいいものよ。

もちろんそれっておやつ作りに限らないわ。

著者・菅野のなさんのサイト👉 ワクワクワーク

レビュープラス