Let's get shake ‼︎
この年の瀬にバター不足ということらしい。気がつけば、どこのスーパーも品薄状態だ。バターに限ったことではない。気がつけば、「それ」はすでに入手困難となっている。気づいたときには、すべてが終わっている。勝敗は決している。それが庶民の宿命だ。
嘆いても仕方ない。嘆いて手に入るのは「不運」あるいは、「依存性」くらいのものだ。
だからおれは嘆かない。嘆かないことにした。嘆きはかなりのエネルギーを要する割に得るものは少ない。燃費が悪過ぎる。涅槃に到達するための燃料としてはあまりにも不適切だ。毒性の高い排ガスも相当発生する。大抵の場合、その排ガスの影響により涅槃への道半ば、「クルマ」は動かなくなる。
涅槃への旅の基本は、Yahoo乗り換え案内でヒットするような「安・楽・短」がいい。安心して楽しんでサクッと行く。
そこで、今回は手作りバターに挑戦した。人生はチャレンジだ。チャレンジとは人生だ。
作り方
▲用意するものは、生クリーム(200ml)、塩(2g)、空のペットボトル(500ccのやつ)
▲ペットボトルに、塩と生クリームを入れる。そして、ひたすらシェイクする。
▲5分程度、シェイクするとこうなる。
▲10分くらいシェイクすると、乳清が分離してくる。
▲手が疲れてきたので、適当に切り上げて乳清をグラスに取っておく。大体、15分シェイクした。
▲100gのバターの出来上がり。グラスに取り分けた乳清はスクランブルエッグに混ぜて食べた。
▲早速、トーストに塗って食べた。本当は食べる前に写真を撮るつもりだったが、すっかり忘れていた。嘆いても仕方ない。おれは嘆かない。
感想
一番重要な味だが、市販のバターとなんら遜色もなかった。しかも実に簡単にできる。ただ、振るだけで出来立てのバターが味わえる。なぜ今まで振らなかったのかと思う。なぜシェイクしなかったのか。
われわれはシェイクすることを忘れている。おれの耳元でバターの神が囁く。
「私と出会いたければ、シェイクするのだ。シェイクすることを取り戻んだ」
おれはうなづいて、ルースターズのナンバーを大音量で流す。
シェイクを取り戻す。この道しかない。
錆び頭には飽き飽きしたぜ。
今、素敵なほうを選ぼうぜ。
〈Let's rock/ The roosters〉
Let's rock and get shake our LIFE.
人生をシェイクしよう。
- アーティスト: THE ROOSTERS
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2009/02/18
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