1分間の革命/『本気で変わりたい人の行動イノベーション』レビュー
本気で変わりたい人の 行動イノベーション --- 本当の欲望に素直になれば、やる気が目覚める―
- 作者: 大平信孝
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2014/09/18
- メディア: 単行本
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久々のレビュープラスさん案件。
ということで、『本気で変わりたい人の行動イノベーション』を読んだ。
一見すると全体的に平易な文章で、気軽に手に取って読めるような体裁だ。現に、1時間もあれば、ざっと目を通すことができる。
本気で変わりたくない単なる自己啓発本マニアにありがちなことだが、そのまま本棚に仕舞い込んで忘れることもできる。
そのぐらい、分かりやすい内容だ。
どんな内容なのかと言えば、要するに、本書が提示する「1分間行動イノベーション」を実践すれば、あなたは確実に変わることができる、しかも、現状よりもポジティブな変化を実感できるのだという。
それでは、その「1分間行動イノベーション」とは何か。
それは、50秒の自問と10秒の「アクション」である。
それで、あなたの人生は劇的に変わるのだという。もちろん、たった1度の「1分間行動イノベーション」だけで、変化を感じることは困難だろうとは思うが、一読したおれの印象としては、この「ワーク」はかなり有効ではないかと踏んでいる。
なぜなら、この「ワーク/行動イノベーション」が要求するのは、「本当はどうしたい?」と自問することだけだからだ。
「本当はどうしたい?」
この問いかけは、あのラマナ・マハルシの説いた「私は誰か?」と問い続けることに限りなく接近している、ように思われる。
本書は、アドラー心理学を下敷きにしたらしいが、おれには心理学というより本当の意味での宗教の入門書のように思える。
詳しいことは、実際手に取って読んで頂きたい。
この「1分間行動イノベーション」で、あなたの中に眠る「無位の真人」が目覚めるかもしれない。
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