ROAD TO NIRVANA

愛とポエムとお花のブログ。ときどき書評。たまに映画レビューとか。

Music

YOKOHAMA 煩悩 TPP

横浜では、年が明けると同時に港から一斉に汽笛が響き渡る。除夜の鐘の声も悪くないが、長年横浜に住んでいると、やはりこの汽笛の音に包まれて初めて新しい年が来たのだと実感するようになる。 横浜において、汽笛は、あのアリスの「遠くで汽笛を聞きながら…

虚無への郷愁

不定期だがなくなることはない。それは忘れた頃にやって来る。自分ではある種の「調整」なのだろうと思っている。人によっては軽微な鬱症状と捉えるのかもしれない。あるいは自閉。要するに外界への関心が薄れていく状態に似ていなくもない。関心が全くない…

Shine a light !

先行き暗い人生を少しでも見通すためにヘッドライトを購入した。 メーカーはジェントス。型番は、HEAD WARS 999H GENTOS(ジェントス) ヘッドウォーズ 999H 【明るさ230ルーメン/実用点灯8時間】 HW-999H出版社/メーカー: GENTOS(ジェントス)発売日: 2013/03/…

秋晴れなのにWeeping in the rain

Twitterのタイムラインにキンモクセイに関するものがあったので、キンモクセイと言えば、自分は柳ジョージの「微笑みの法則 Smile on me」を思い出すのだとツイートした。すぐに、youtubeで検索して観てみたが、自分の記憶していた歌詞と違っていた。おれは…

狼になりたい人たち

1979年にリリースされた中島みゆきのアルバム『親愛なる者へ』の収録曲に『狼になりたい』という歌がある。 今から35年以上前の曲だ。 歌詞を見ればわかるように出口のない閉塞感に包まれた当時の若者の心情がATG映画的なイメージで歌われている。 日本アー…

猛暑お見舞い申し上げます

事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!! 青島俊作 『踊る大捜査線』より 鬱陶しかった梅雨も去り、洗濯物もよく乾く。蝉も朝から鳴いている。ついでにカラスも鳴いている。 夏休みのラジオ体操に行かせるために息子を起こす。新しい希望…

ノンデュアリテイ、志ん生あるいはキース・リチャーズ

要するに、非二元・ノンデュアリテイのマスターあるいは指導者は落語家のようである。 どちらも「噺」のみで聴き手に「笑い」をもたらす。 それにしても「噺」とは非二元・ノンデュアリテイの教えをよく表している字だと思う。 口で、言葉で、覆われていた「…

残業代ゼロの世界を生きるために

「残業代ゼロ」法案を閣議決定 裁量労働制も拡大(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュースメニューを開くID新規取得朝日新聞デジタル 4月3日 11時50分配信 政府は3日、労働基準法など労働関連法の改正案を閣議決定した。長時間働いても残業代や深夜手当が支払…

砂漠に降る雨/SION 『鏡雨』

朝、駅に向かう。寒さで悴んだ身体をほぐすように早足で歩く。 iTunesからシャッフルされた音楽が流れる。 SION…『鏡雨』 数は多いのにただ一人の足音にも聞こえる 規則正しい独白の大粒な雨が 街に降りる 君に降りる まるで誰かの深いため息のように 昨日、…

You can check out anytime you like… but you can never leave.

「イスラム国」による日本人人質事件がタイムラインを埋め尽くす。 自己責任論や陰謀論や現政権への批判や学術的考察が次々と流れていく。 今日は暖かい一日だった。 仕事を終え帰宅すると、家の前の通路を作業服姿の男性が数人いた。 ガス管の工事だという…

LOVE or HATE ?

年始早々、サザンオールスターズの桑田佳祐への風当たりが強いらしいが、あるいはこれは桑田氏の「戦略」なのかもしれないなどと思わないでもない。 それではどのような戦略なのかということになるが、「抗議する人々」の存在をより周知させたということでは…

Don't believe me just watch!/Uptown Funk

先週、家族で出かけたとき、息子が「たまにはレストランで食べたい!」などととんでもないことを言い出したので、マクドナルドに連れて行った。 異物混入騒ぎのせいか、それともポテトがSサイズしかないせいか知らないが、店内はガラガラだった。 これはわが…

My play list 2014-2015

昨年の暮れに作成したiTunesのプレイリストを今も仕事の行き帰りに聴いている。普段、プレイリストなんていう面倒なことはほとんどしないのだが、なぜかふと気が向いて作ってみた。あまり統一感はない。ただ、今後このプレイリストに入っている曲を聴くと、2…

明るい方へ/『光、再考』、再考

photo credit: @Saigon via photopin cc アマザラシの作品に、『光、再考』という幸薄そうな歌がある。 もうとりたてて絶望と呼ぶ意味さえなくなったありきたりのデイリー・ホープレスな状況において、一瞬射し込む「光」を歌った詩が聴く者の胸を刺す。 も…

曇天2015

年が明けた横浜の空はどんよりと曇り時折雪がちらついた。あまり正月という気がしない。それならどんな正月なら正月らしいのかと言われて考えてみれば、やはり子供時代の記憶にある正月だ。そういう意味ではすでに子供ではなくなって久しいわけだから自分の…

日本とは日本語のことである

ヒップホップの詩人たち作者: 都築響一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る 唐突に、これまでまったく興味のなかったジャンルに目覚めることがある。 ここ1カ月、ずっとヒップホップと…

私というスコトーマ

何年か前に「スコトーマ」という言葉を知った。「盲点」という意味らしいが、現在では、心理的盲点の意味合いで用いられている場合がほとんどのようだ。 今日は終日家にこもり、コタツで寝たり起きたりして過ごしたが、それとスコトーマとは何の関係もない。…

今生フリークスで行こう/Don't think twice, It's alright.

今朝、目覚めたらカミさんからひどい寝言だったと言われた。もちろん自覚はない。寝言とは常にそういうものだ。だから自分の言葉に自覚がない人は常に寝言を喋っているということになる。それはそれとして、おれは一体どんなことを口走っていたのかと聞くと…

You gotta move!

photo credit:reclaimedhome via photopin cc 普段何も考えることなく生きているので、なぜ自分がそんなことを思いついたのかよく分からないことが多々ある。いや何かは考えているのだろうが(たぶん)、すぐに忘れてしまうことが多いのだ。その自分の忘れっ…