ROAD TO NIRVANA

愛とポエムとお花のブログ。ときどき書評。たまに映画レビューとか。

日記

雑念ニューイヤー

まだ夜も明けきらぬうちに家を出て、仕事始め。 新年を迎えたというのに、なぜかすべてが古臭く思える。 空を横切る電線も。 前を歩く人たちも。 回収される放置自転車も。 浜に打ち上げられたイカも。 あれもこれも。 すべてが古臭く思える仕事始めの朝。 …

初詣2.0

年が明けたものの、まだ新年の目標も定まっていないボンヤリとした頭のまま初詣に行ってきた。 桜木町から程近い伊勢山皇大神宮。 こうした初詣の習慣は明治以降になってから定着したという話を思い出しながら、参拝のための行列に加わる。 これが正式なのだ…

Fade away 2017

気がつけば大晦日。 隣の部屋では、恒例の紅白歌合戦が流れている。 午後からカミさんと近所の神社へオワリモウデに行ってきた。全般的に低調な一年だったものの、それでも感謝すべきことはいくつもあった。 何よりも、今ここに在るということには感謝と不思…

The scattered days

こうしてブログを書こうという気になったのは、3ヶ月ぶりのことだ。 特別な理由があったわけではない。全然なかったわけでもないが、それがすべてでもない。 単に書く気が起こらなかったというか、言葉を連ねていくということが面倒になったからというのが一…

我々は「出会いこそ生きる力」だと本当に言えるだろうか?

『全国中学生人権作文コンテスト横浜市大会表彰式ならびに人権啓発講演会』というものに行ってきた。 場所は、横浜市神奈川公会堂。 息子が人権作文で表彰されることになった、からではない。そもそも息子は作文どころか、文章を書くのが大の苦手なので読書…

追憶のテルミドール

台所の壁に蜘蛛がいた。最近よく見かけるやつだ。どうやらアシダカグモという種類らしい。最初、見つけたときは驚いたが、この蜘蛛はゴキブリを捕食してくれるらしい。なかなかいいやつだ。なので、放置することにした。言うなれば、ペットのようなものだ。…

Can you hear the voice of your heart?/ 心にきくワークショップに行ってきた

先月末の日曜日、二宮で開催された「心にきくワークショップ」というものに参加してきた。 主催者はリベレスタという団体の2人の女性。 LIBERESTA on Strikingly 詳しい経緯は忘れたが、最初はしきさんのしきたんの自由なブログを読むようになって、そのう…

Debris of memory

人の不幸・不運には、よく見るとうっすらと道筋がついている。それなら、その道筋を外れればいいのだが、人はなぜかそのまま進んでしまう。 そうやっているうちに、最初はあるかないかの獣道程度だった道は踏み固められて、いつの間にか、これは避けては通れ…

Live every day as though it were last.

ここ数年入退院を繰り返している母親の具合が芳しくないので、この連休に家族で帰省してきた。 ここのところわが家の帰省時の定番となったレンタカーの旅だ。夜に横浜を出て、東名・名神・山陽自動車道を乗り継いだ。片道およそ1,000kmの道程。 今回レンタル…

A day in my life.

カミさんが息子の靴があまりにも酷い状況なので、買いに行ってくれと言う。 見ると、確かに酷い。酷すぎる。外側の合成皮革は裂け、薄い内側の生地一枚だけが残されている。少しでも力が加われば、足の指が露出しそうだ。この靴で新学期に臨むと考えるとあま…

Running happy young men

もうすぐ三が日も終わる。たった今、年賀状のプリントが終わった。毎年12月上旬にはやろうやろうと思いながら、結局大晦日あたりに慌てて書いていたのが、今年は更に遅くなった。 昼間にでも手をつければよかったが、テレビで箱根駅伝を観た後、ダラダラして…

YOKOHAMA 煩悩 TPP

横浜では、年が明けると同時に港から一斉に汽笛が響き渡る。除夜の鐘の声も悪くないが、長年横浜に住んでいると、やはりこの汽笛の音に包まれて初めて新しい年が来たのだと実感するようになる。 横浜において、汽笛は、あのアリスの「遠くで汽笛を聞きながら…

グッバイ2015

テレビで細川たかしが笑顔で「私バカよね、おバカさんよね」と歌っている。その直後に和田アキ子がこれまた笑顔で「笑って許して」と歌い出す。 紅白歌合戦こそ昭和遺産の名に相応しい。 気がついたら今年も終わりだ。11月あたりから時の流れは加速して、師…

長州往還⑥ Digression of journey

夏休み最終日だというのにまだ自由研究に手をつけていない不自由な息子が逃亡しないように見張っているが、一向に始めようとしない。自分の子供時代を見ているようで複雑な気分がする。 昨日、何とか完成したと本人が主張する読書感想文に至っては、2時間か…

祭りのあと

祭りのあと、早くも1週間が過ぎた。前回の記事に書いたように結局午後からの渡御に参加してきた。 まずは町内の神酒所に集合し、町内会がチャーターしたマイクロバスで本牧神社に移動した。 本牧神社の「お馬流し」神事は、永禄9年(1566年)から400年以…

龍宮の日々

娘の卒業式に出席してきた。早いものだ。ついこの前、自分が中学を卒業したような気がしていたが、気のせいなのだろうか。 最近は、「蛍の光」も「仰げば尊し」も歌わないようだ。 それについて特に批判も反対もないがいつ頃からそんな風になったのだろう。 …

メンタリストのセミナーに行ってきた

ひょんなことから、あのメンタリスト Daigo氏のセミナーに参加する機会を得た。 先日レビューした『禁断の文章術』絡みでレビュープラスさんからセミナー開催の案内メールが届いたので、ダメ元で参加希望の登録をしてみたら意外とと言うか、すんなりと言うか…

元旦リアリティ

そういうわけで今年も家族揃って初詣に行ってきた。ここ数年はみなとみらいにほど近い伊勢山皇大神宮に詣でていたのだが、今回は、北方皇大神宮に参拝してきた。 ▲見ての通りこじんまりとした神社だが、天平年間(1110〜1112)に創立されたらしい、とある。…

曇天2015

年が明けた横浜の空はどんよりと曇り時折雪がちらついた。あまり正月という気がしない。それならどんな正月なら正月らしいのかと言われて考えてみれば、やはり子供時代の記憶にある正月だ。そういう意味ではすでに子供ではなくなって久しいわけだから自分の…

イブのまたの日こそ、いみじうあはれにをかしけれ

イブから一夜明けた早朝の電車はいつもより空いていた。同じ車両に乗り合わせた誰も彼もが放心したような、疲労困憊したような表情を浮かべていた。元気だったのは車内ディスプレイに映る水原希子だけだった。 そう言えば、最近彼女がインスタグラムに投稿し…

夢に日付は要らない/私の手帳術

気がつけば書店や文具店に来年の手帳が並んでいる。 去年までは、「今年はどんな手帳を使おうか」とソワソワしていたが、今ではそんな気持ちもあまり起こらない。売り場で様々な手帳を手に取り、パラパラとめくっていると、少しは心が躍るような感じは多少残…

不定点観測 2014 ⑤ ゆきてかへらぬ/再訪中原中也記念館

僕は此の世の果てにいた。陽は温暖に降り洒ぎ、風は花々揺っていた。 中原中也/「ゆきてかへらぬ」 帰省して2日目の8月13日、山口市湯田温泉にある中原中也記念館に行ってきた。 今年で開館20周年ということだ。 ということは、おれが初めて訪れてから、20…

不定点観測 ④ 墓参と合格祈願とトラック野郎

まだ世界は終わっていなかった。たぶん。 8月11日早朝。 おれたち家族は、無事山口県の実家に辿り着くことができた。 心配していた台風とはニアミスで済んだようだ。 シャワーを浴びて、早速墓参りに行く。父方と母方の墓参をシームレスに行う。何事もシーム…

不定点観測 2014 ③妄想オン・ザ・ロード

起床。牧之原SA。雨は止んでいる。— go-nirvana (@igomild) 2014, 8月 9 ▲このTweetを見ると、6:35となっている。 たった1週間前のことだが、牧之原SAで何時間仮眠を取ったのか思い出せない。 思い出せないが、「起床」と書いているので、寝たのは間違いない…

不定点観測 2014 ② コンビニ道祖神

帰省ラッシュはすでに始まっていた。 高速道路情報によると、東名横浜町田インター付近は20キロ近く渋滞しているという。 そこで、おれたちはしばらく国道16号を走り、適当なところで湘南の海沿いに出ることにした。 台風の影響なのか、生暖かい強風が吹き、…

不定点観測 2014 ①ジャパニーズ・モータリゼーション考

2435.5km この夏の帰省旅行での総走行距離。ほぼ高速道路を走った距離だ。 8/9(土) 予約していたクルマを借りに行く。車種はマツダの5人乗りプレマシー。結構な年季が入っている。別に希望したわけではない。Gクラスを指定して、あてがわれただけだ。レン…

雨は降るがままにせよ。でも、できれば降らないでほしい。

5:00起床。 今日から休みに入った。空はどんより曇っている。予報では午後からは雨。夜にはかなりの雨量が予想されているようだ。それも激しいやつが。 そんな中、恒例となったレンタカーでの帰省旅行をする。▶︎格安レンタカー革命!激安ニコニコレンタカー…

滑り込み

実はこのはてなブログを始めた時に密かに決めたことがある。 毎日書く。 しかし終日コタツでゴロゴロした挙句そのまま昼寝などをしていたらあっという間に日も暮れて気がつけば日付けが変わりそうな時間となってしまった。 毎日続けるということは、簡単なよ…