追憶のテルミドール
台所の壁に蜘蛛がいた。最近よく見かけるやつだ。どうやらアシダカグモという種類らしい。最初、見つけたときは驚いたが、この蜘蛛はゴキブリを捕食してくれるらしい。なかなかいいやつだ。なので、放置することにした。言うなれば、ペットのようなものだ。「だから名前をつけなさい」と子供たちに伝えたが、今のところ、虫の話だけに無視されている。うまい。座布団500枚。
👉 最恐の益虫?アシダカ軍曹ことアシダカグモの驚異の能力 - NAVER まとめ
そういうわけで、自分で自分に与えた座布団500枚の上に胡座をかき、蝉の声に耳を傾けているうちに8月がやってきた。
7月はあっという間に過ぎていった。忙しかったと言えば、忙しかったし、そうでもなかったと言えば、そうでもなかった。いずれにせよ7月は終わった。
そこで、今回は月次レビューのようなものをしてみたいと思う。こうした振り返りは過ぎたことはすぐに忘れるおれのような人には有益である。どう有益なのかはわからない。しかし、バシャール風に言えば、「有益だと私が言うから有益なのだ」と言いたい。
7月の買い物
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7月に観た映画
▲予告編で、「私は生まれる前の記憶がある」みたいなナレーションを聞いて、すぐに記憶を失うおれとしては、気になったので観に行った。しかしその内容はほとんど覚えていない。ただ、映画の最後に流れるアラニス・モリセットの歌だけが印象に残った。ちなみに、アラニス・モリセットは熱心は仏教徒らしい。『永遠のヨギー』観てきた。 pic.twitter.com/xiYFyjJFlL
— go-nirvana (@igomild) 2016年7月8日
👉 横浜の映画館・ミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」 - 名画座ジャックとミニシアター系新作ベティ -
Surfaceを貰った
▲断捨離の一環なのか、友人がもう使わないからと、Surfaceをくれた。売ればいいじゃないかと言ったのだが、そのプロセスが面倒くさいのであげますと言うので、ありがたく頂戴した。Apple製品しか持っていないおれとしては、この機会にワード、エクセルでも学びたいところだが、それ以前にSurface自体まだ使いこなせていない。
Bullet journal
2年以上前に出会っていたのに、それがバレット・ジャーナルという手帳術として世界中の人々に愛されていたとは、ついこの前まで知らなかった。
👉 NO PLAN, NO LIFE - ROAD TO NIRVANA
▲今、自分の過去記事に貼り付けたリンク先の動画を見ると、ちゃんと「Bullet journal」と書いてあった。全然気づかなかったし、呼称には全然興味がなかったのだろう。しかし、それは過ぎたことだ。おれはもう覚えた。
で、そのバレット・ジャーナルだが、7月になって何かの検索をしているとヒットして、「これってあれのことか」と過去の自分の記事のことを思い出して、たちまちというかあらためてというか、引き込まれたという具合だ。
バレット・ジャーナルとは何かということは多くの人がブログに書いているのでそちらを参照してもらえれば分かりやすいと思う。
例えば、👉 バレットジャーナルの始め方 - むやたんの文具・書籍ブログ
そんな、世界中にファンが存在するバレット・ジャーナルだが、そもそも自分の学習障害に悩んだ人がそれを克服するために考案されたものだという。そんな、ある意味「愚直」とも取れる手帳術が今や世界中に多くのファンを持っているということは実に示唆的であると共に、希望の種子のようにも思える。
ハッとして!Goodな手帳/ES DIARY 2016 - ROAD TO NIRVANA
▲と、言いつつおれはまだ個人的にはバレット・ジャーナルを始めたとは言えない。ハッ!として購入した手帳を使っているからだ。余白の充分ある手帳で、これはこれで悪くない。今年はこの手帳で乗り切りたい。
洗濯機を修理した
12年前に貰ったばっかりの洗濯機の調子が悪くなった。給水がうまくできなくなって、イグアスの滝のようだった給水機能が、山奥で人知れずチョロチョロと滲み出る湧水のようなことになってしまい、洗濯が始まるまで「チョー時間がかかるんですけど」とカミさんに言われた。
そこで、カバーを外し、給水弁を取り外してみると、ゴムパッキンが劣化していた。たぶんこれが原因なのだが、12年以上前の洗濯機のパーツなどそのへんの店では手に入らない。したがって自分でやるしかない。壊れて元々だということで、おれは工具箱の中からいつのものか知れない残り物のコーキング材を見つけて、それをパッキンの代わりにすることにした。
そして、生乾きのまま組み立てて、すぐに動かしてみると、無事給水は復活した。おれたち夫婦は、これで新しい洗濯機を買う金が浮いたと手を取り合い歓喜したのだった。
ただ、給水開始と停止のタイミングが若干ズレているのが気にはなっていた。
そのうち、給水停止のタイミングが大幅に遅れるようになったので、洗濯機のドラムが回り始めると水道の元栓を閉め、すすぎが始まると給水のために元栓を開けるという、もはや全自動洗濯機ではなく、半自動洗濯機と化してしまった。
数日ほど、洗えるからまあいいかと放置していたが、やはり、「これではいけない。ちゃんと直そう」と思い直し、ホームセンターで元々ついていた給水弁に近い径のゴムパッキンを買い、再び分解し、コーキング材を剥がし、シールテープを巻いたゴムパッキンを装着してみた。
すると、見事洗濯機は半自動から全自動に戻った。おれたち夫婦は、これで新しい洗濯機を買う金が浮いたと手を取り合い歓喜したのだった。
そんな7月だった。